【給与明細公開】歩合制のブラックをやめて、昇給制の会社に転職した理由

運送会社・転職

「うちは歩合だから、走らないと給料が上がらない…」

「歩合はやればやっただけ貰えるけど、正直限界がある…」

人手不足と言われる運送業界ですが、現場で働くドライバーの多くがこのような悩みを抱えています。

結論から言うと、「歩合で働く量を無理に増やさなくても、勤続年数に応じてしっかり基本の給料水準が上がっていく会社」は存在します。

若くて体力あるうちはガンガン走れてがっつり歩合で稼げてましたが、30代後半、40代にもなってくると、給与水準をキープしながら寝ずに走り続けるには限界を感じてきました。

これが転職した最大の理由です。

今回は、ブラック環境からホワイト運送会社に転職し、毎年給料がどうなっていったのか、リアルな給与明細を公開します。

ホワイト運送会社は「基本部分」が毎年上がる

4年分の給与明細です。

「職務給」と「成果給」が基本給部分になります。伸びを比較してみましょう。

給与推移まとめ

支給時期職務給成果給総支給金額差引支給額(手取り)
令和5年6月125,000円46,500円315,391円242,000円
令和6年6月130,000円48,500円287,468円231,554円
令和7年6月136,000円52,500円311,762円240,209円
令和8年6月140,000円55,500円353,720円277,490円

ここで注目してほしいのは、総支給額ではなく「職務給」と「成果給」という固定的な基本給の部分です。

  • 令和5年:職務給 12.5万円 / 成果給 4.65万円
  • 令和6年:職務給 13.0万円 / 成果給 4.85万円
  • 令和7年:職務給 13.6万円 / 成果給 5.25万円
  • 令和8年職務給 14.0万円 / 成果給 5.55万円

※令和6年6月度は、ほとんど残業しなかったため時間外手当が他の年より少なくなっています。総支給額こそ一時的に下がっていますが、ベースとなる職務給・成果給は前年をしっかり上回っています。

そして4年目の令和8年には、ベースが大きく育った結果、手取りでも27万7,490円(総支給35万円超)を達成しています。走る量を増やさなくても、会社に真面目に勤続すれば評価されて基本給の土台が上がる。

他業界に比べたら微々たるUPかもしれませんが、今まで見てきた会社は「売上の30%!」なんてどんぶり勘定が多かったので、このようなしっかりした給与体系には安心感があります。

【別記事】ブラック時代とホワイト会社の給与&ボーナスの比較

「働く量を増やさないと稼げない」完全歩合制に隠されたブラックな罠

ブラックな運送会社に多い「完全歩合制」や「走った分だけ」という給与体系には、長く働く上で非常に危険な罠が隠されています。

1. 年齢とともに体力が落ちたら給料も下がる恐怖

若い頃は無理をして深夜運行や手積みをこなせても、40代、50代になれば必ず体力の限界がきます。働く量を増やさなければ稼げない仕組みの会社では、年齢とともに給料が下がっていく未来しかありません。

2. 会社の配車都合や荷動きに給料が左右される

自分がいくら「稼ぎたいから走りたい」と思っても、会社の荷動きが落ちたり、配車マンの都合で仕事を減らされたりすれば、自分の努力とは関係なく給料が削られます。

配車マン次第で稼げたり稼げなかったり、運転手同士の「あいつだけいい仕事もらってる」の不平不満の原因にもなります。

3. ホワイト企業は「会社の利益」を運転手の基本給に還元する

優良なホワイト企業は、法令遵守(コンプライアンス)を徹底し、利益をしっかり従業員の「基本給のベースアップ」として還元します。

春闘でも賃金アップの要求をしっかり行い、だからこそ、無理な長時間労働をしなくても、毎年少しずつ生活が豊かになっていくのです。

長時間労働・低賃金から脱出するために「今すぐできるアクション」

「今の環境がおかしい」「歩合での働き方がしんどくなってきた」と感じていませんか?

あなたのドライバーとしての価値をこれ以上安売りする必要はありません。

ステップ1:今の会社で「来年、基本給が上がるか」を冷静に考える

もし「どれだけ真面目に勤めても、来年も再来年も基本給が変わるイメージが湧かない」と思うのであれば、そこはあなたの貴重な人生を捧げるべき場所ではありません。

ステップ2:ドライバー特化型の転職エージェントを活用する

ハローワークや一般的な求人誌だけでは、本当に労務管理が行き届いたホワイト運送会社を見分けるのは困難です。ドライバーの転職に特化したエージェントを使い、「基本給の昇給実績があるか」「残業代は全額支給されるか」を事前にプロに確認してもらいましょう。

ステップ3:会社が怖くて辞められないなら、退職代行も選択肢に

「人手不足だからと強烈に引き止められる」「社長や運行管理者が怖くて辞めたいと言い出せない」という場合は、無理に自力で戦う必要はありません。労働組合や弁護士が運営する「退職代行サービス」を活用し、即日で安全に次のステップへ進むのも立派な正当防衛です。

まとめ:あなたの体と未来のために、正しい会社選びを

生活のため、家族のためと、無理して夜通し走り続けていませんか?過去の私も、無理して自分を犠牲にしていました。

あなたの体や命、そして大切な家族との時間をもっと大事にしませんか?

運送業界の労務管理は厳しくなり、ドライバーを大切にするホワイト企業と、そうでないブラック企業の格差は広がる一方です。

働く時間を増やすのではなく、「給与の土台が毎年しっかりと育つ会社」を選ぶことこそが、本当の意味での安定に繋がります。

私の経験が誰かの助けになれば幸いです!

【別記事】給与は下がっても長距離やめて地場に転職した話

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