
「今の運送会社、ぶっちゃけ給料低すぎないか…?」

「求人票の『年収〇〇万〜』って、本当にそんなに貰えるの?」
ドライバーをやっていると、隣のトラックの給料事情ってめちゃくちゃ気になりますよね。でも、会社の同僚には聞けないし、求人サイトには綺麗事しか書いてありません。
こんにちは、現役ドライバーのギガ子です!私はこれまで18年間運送業界に身を置き、なんと6回の転職を経て、合計7社もの運送会社を渡り歩いてきました。
地場配送、長距離、パッカー車、ダンプ、ホワイト企業から、今思い出しても震える超絶ブラック企業まで、あらゆる酸いも甘いも経験しています。
そこで今回は、私が過去に働いた7社すべての「正味の年収」と「リアルな労働環境」を隠さずすべて大暴露します!
「これからトラック運転手を目指す人」はもちろん、「今の会社の給料に不満があって転職を考えている人」にとっても、リアルな教科書になるはずです。ぜひ最後までお付き合いください!
① T社:関東〜関西のフリー便(4tウイング)

私の記念すべき(?)ドライバー人生のスタートとなった1社目は、今思い出しても震えるほどの超絶ブラック企業でした。なぜこんなところを選んだのか謎です…
🔷【リアルな数字】年収と手取り
- 総年収: 約230万円
- 月収(額面): 約18万円
- 手取り: 約14万円
- ボーナス: なし
🚚どんな働き方だった?〜労働環境〜
「関東↔︎関西のフリー便」だったのですが、その運行スケジュールがとにかく過酷でした。
- 行き先は直前まで分からない: 荷物を下ろし終わった瞬間に次の行き先がメールで送られてくるため、そこから自分でルートを調べて向かうスタイル。詳しい地名はそのメールをもらうまで分かりません。
- 恐怖の「高速代は給料天引き」システム: 高速を使いすぎると給料から天引きされるという意味不明なルールがあったため、毎日一部の区間だけ少し高速に乗り、あとはひたすら下道移動。
- 睡眠4時間の車中泊生活: 1日の拘束時間はなんと大体18時間。1週間は家に帰れずトラックで寝泊まりし、4時間寝れるかどうかの限界突破スケジュールでした。
ただ、唯一のメリットは「人間関係が完全に皆無」だったことです。20名ほど在籍していましたが、挨拶したのはたったの2人。夜間点呼者すら置いていないズボラな会社だったので、事務所の人間とも会わず、「勝手に出勤して、勝手に退社する」という状態でした。誰とも絡まなくていいフリーランスのような働き方だけは、本当に最高でしたね。
📍この会社を辞めた理由:1ヶ月でソッコー退職
人間関係がなくてどれだけ気楽とはいえ、「毎日18時間拘束されて手取り14万」はさすがに命の危険を感じ、1ヶ月で辞めました。
私が経験した7社の中で、ダントツで打首レベルにやばい会社です。
皆さん、求人票を見て「人間関係なし!」「月収◯◯以上可!」「自由な働き方!」という甘い言葉に騙されないでください。いい話には何かしら恐ろしい裏があります。
② I社:関東地場のフリー便、たまに長距離(4tウイング ⇨大型ウイングデビュー)

2社目は、4tから途中で大型へステップアップし、合計6年間お世話になった会社です。メインは関東地場のフリー便でしたが、突発的な長距離もありました。
🔷【リアルな数字】年収と手取り
4tと大型の両方を経験したので、それぞれのリアルな数字を公開します。
【4tウイング時代】
- 総年収:約330万円
- 月収(額面): 約27万円
- 手取り: 約23万円
- ボーナス: なし
【大型ウイング時代】
- 総年収: 約400万円
- 月収(額面): 約33万円(
- 手取り: 約27万円
- ボーナス: なし
🚚どんな働き方だった?〜労働環境〜
基本は関東エリア(主に首都圏向け)の配送でした。1社目のT社と違って、高速道路は会社が指示してくれることが多かったので、その点は安心して走れました。ただ、地場ならではの過酷さがありました。
- 大渋滞を避けるための「夜中3時出発」: 朝8時に現場に到着させるため、夜中の3時頃には出発して下道を走るのが日常でした。朝の大渋滞に巻き込まれると絶対に間に合わないため、周りが動き出す前の6時半には現場付近に着いて待機するのが鉄則でした。
- 元請けの状況に振り回される運行指示: フリー便なので、荷物を下ろして空車報告をすると次の指示が来ます。何次受けがわからないような請負の仕事が多かったので、元請けから会社に情報が入ってこないと空車報告しても「まだ情報来てないから近くで待機!」なんてのもよくありました。
- 地場なのに家に帰れないストレス: 1日の拘束時間は4t・大型ともに16時間くらい。基本は毎日家に帰れる運行なのですが、夕方に翌日着の荷物を積んで帰宅しても、家で寝る時間が全くない時が結構あるんですよ。そんな時は無理して帰宅してもしょうがないので、会社に帰らず卸場に向かってトラックで寝泊まりしていました。「地場なのに帰れない」というのは、精神的にかなりストレスでしたね。これは会社指示とかではなく、自分で勝手に決めるんです。帰ってもいいし、直接行ってもいいし。荷物さえしっかり届けてくれればかなり自由な会社でした。
- たまにあるお楽しみ(突発的な長距離): 2〜3ヶ月に一度、青森や熊本などの突発的な長距離が入ることがありました。急なので寝る暇はまったくなかったですが、普段と違う景色を見られる長距離はとても新鮮で、完全に旅行気分で行ってました。すごく楽しかったのを覚えています!なのでお風呂セットと着替えは常にトラックに載せてありました。
📍この会社を辞めた理由:大型に上がっても「年収400万の壁」
この会社には6年勤め、念願の大型ドライバーにもステップアップさせてもらいました。しかし、以下の理由から転職を決意しました。
- 体調面への不安: 荷物が安定しない=運転手の働き方や睡眠時間も安定しないため、4t・大型と乗り続けていくうちに「このままでは体が持たない」と健康面での限界を感じました。最初の数年は楽しさしかなかったんですけどね。
- 給料の頭打ち: ボーナスが出ない会社だったため、せっかく責任の重い大型にレベルアップして16時間ガッツリ働いても、年収は400万円に届きませんでした。
「これだけ大型で頑張っているなら、せめて年収450万円はもらえて、労基法もしっかり守っているホワイトな会社に行こう!」と心に決め、次のステップへ進むことにしました。
③ H社:事業系ごみ・ダンボールのルート回収(4tパッカー車)

3社目は、それまでのフリー便からガラッと働き方を変えて、市内のルート回収(ごみ収集)の仕事に転職しました。結論から言うと、拘束時間は一番短かったです。残業ナシ、毎日定時で上がれる素晴らしい勤怠でしたが、給料とのバランスに悩まされた会社です。
🔷【リアルな数字】年収と手取り
- 総年収: 約270万円
- 月収(額面): 約22万円
- 手取り: 約17万円
- ボーナス: 年16万円
🚚どんな働き方だった?〜労働環境〜
市内30件ほどのお店や施設を回りながら、曜日ごとに可燃ごみ・ダンボールを回収していくルートでした。
- 気楽な1人作業(事業向け回収): ごみ収集というと「2人1組で走る家庭ごみ」をイメージするかもしれませんが、私の担当は飲食店、コンビニ、病院、施設、会社などを回る「事業系」の回収だったため、完全に1人での作業。人間関係のストレスもなくマイペースに回れました。
- お昼には終わる神スケジュール: 朝の4時に出庫して30件ほど回り、午前中に処分場へ捨てに行くと、お昼の12時前にはすべての作業が終了します。13時が定時だったので、12時〜13時の1時間は休憩をとってそのまま退勤していました。
- 残業ゼロ&休みもしっかり: 拘束時間は4:00〜13:00の9時間(内1時間休憩)で、残業はほぼありませんでした。日曜日が休みで、土曜日が月2回ほど出勤。
昼過ぎには完全に自由の身になれるため、働き方や体のラクさに関しては本当に非の打ち所がないほど良かったです。
📍この会社を辞めた理由:「時間に余裕はあるけど、お金がない」
これだけ働き方が良くても、最終的には「手取り17万円」という現実の厳しさから辞める決意をしました。10年目のベテラン社員ですら総額30万いくか行かないかくらいとのことだったので…。
残業もなくて休みもしっかりしているから、プライベートの時間や心の余裕はたっぷりあります。でも、肝心の「自由に使えるお金」が手元にほとんど残らないのです。毎月の生活を維持するだけで精一杯で、貯金に回す余裕なんてありませんでした。
パッカー車は残業がほぼない運行が多いと思います。その分、「働き方が良い会社は、給料が安い。給料が良い会社は、地獄のようにキツい」
これ、運送業界の悲しい「あるある」ですよね。
時間をとるか、お金を取るか。天秤にかけたところ、当時まだ20代後半のバリバリ働いて貯金したい世代の私にとっては「もう少しお財布に余裕を持たせたい、上を目指したい」と思い、泣く泣くこの会社を後にしました。
④ S社:関東〜東北の定期便・大手小麦粉メーカー輸送(大型ウイング)

4社目は、ついに大型の本領発揮とも言える「総年収500万円」の大台に乗った会社です。『月収40万以上可』に魅力を感じ、荷主も某有名小麦粉メーカーの定期便(関東〜東北)だったため、安心していました。「とにかく数字だけ稼ぎたい!」という時期に挑戦したのですが、その裏の労働環境は想像を絶するものでした。
🔷【リアルな数字】年収と手取り
- 総年収: 約500万円
- 月収(額面): 約42万円
- 手取り: 約35万
- ボーナス: なし
🚚どんな働き方だった?〜労働環境〜
数字だけ見れば本当に40万以上可能だったし、「手取り35万ってやっぱり大型は夢があるな」と思うかもしれませんが、1日のスケジュールを見たら絶句すると思います。
🕒【とある1日の超過酷ルーティン】
- AM 2:00(出庫): 渋滞を避けるため、夜中に起きて出庫。空パレットを積んで、神奈川の工場へひたすら下道で向かいます。
- AM 5:30(到着・待機): 工場が始まる8時まで待機。
- AM 8:30(横持ち): 神奈川県内にある外部倉庫へ、荷物を運ぶ「横持ち」を1〜2回こなします。
- PM 12:00(再び工場へ): ここから東北向けの「宵積み(翌日分の積み込み)」の果てしない順番待ちがスタート。夕方まで5時間近く待機することも平気でありました。
- PM 5:00(積み込み開始): 2時間かけてガッツリ積み込み。(パレ積みもあるが、25kgの小麦粉のバラ積みも半分くらいあるので)
- PM 7:00(積み終わり〜東北へ出発): 積み終わっても、車庫に帰っている時間なんて1ミリもないので、神奈川の工場からそのまま東北へ直行します。
- AM 1:00(現着・仮眠): 途中でシャワーを浴びて、東北の卸先に夜中1時に到着。ここからやっと仮眠に入ります。
- AM 5:00(荷下ろし開始): 朝5時から荷下ろしが始まるため、睡眠時間はたったの3時間ちょい。
1日の拘束時間は驚異の23時間。
なぜこんなに長いのか?原因は5時間近くある日中の長い待機時間です。なので、ここでいかに上手く仮眠を取れるかというサバイバルな働き方でした。稼働は月24〜25日で、日曜休みと大型連休はありましたが、土曜日は毎週出勤でした。
📍この会社を辞めた理由:「時給換算したらコンビニバイトと同じだった」
手取り35万円という金額は、生活する上では決して悪くありません。しかし、私は以下の理由でこの会社を去りました。
- 命の危険を感じる拘束時間: 運送業界において「拘束16〜18時間」はよくある話ですが、さすがに毎日20時間超え、拘束22時間の日々が続くと「いつか居眠り運転で大事故を起こす」「健康寿命が縮まる」と本気で恐怖を感じました。
- 割に合わなすぎる時給換算: ある日、ふと気になって「月給 ÷ 毎月の総労働時間」を計算してみたんです。そしたら、なんと近所のコンビニの深夜バイトとほぼ同じ時給になっていました。「大型トラックを転がす命がけの責任とリスクを背負って、時給がこれか…」と気づいた瞬間、一気に冷めてしまいました。
額面の高さに騙されてはいけない。「労働時間に対して、本当に見合っているのか?」を冷静に考えるきっかけになった会社でした。
⑤ N社:大手路線便(大型ウイング)

これまでのフリー便やメーカー定期便とはまた違う、誰もが名前を知るような「大手の路線便」に転職しました。結論から言うと、さすが大手というだけあって労務管理がとにかくキッチリしており、これまでの過酷な環境が嘘のように「時間」の面では守られている会社でした。
🔷【リアルな数字】年収と手取り
- 総年収: 約420万円
- 月収(額面): 約30万円
- 手取り: 約23万円
- ボーナス: 年60万円
🚚どんな働き方だった?〜労働環境〜
路線便という性質上、基本的には「夜勤メイン」の生活でした。
- 拘束時間が短い神仕様: 便にもよりますが、出勤は17時〜20時頃が多く、拘束時間はなんと9時間〜11時間くらい。夜中の2時〜朝方6時には仕事が終わるため、4社目のS社(拘束22時間)と比べたら天国のようなスケジュールでした。
- カゴ台車で体への負担は最小限: 荷物はバラ積みではなく「カゴ台車」の扱いがメインだったため、積み降ろしの体力的な負担はめちゃくちゃラクでした。腰を痛める心配もありません。
- しっかり休める4勤2休: カレンダー通りの土日休みではないですが、「4日働いて2日休む」という4勤2休のシフト制でした。これが個人的にはかなり新鮮で、意外と働きやすかったです。大企業らしく、有給の取得にも積極的でコンプライアンスはバッチリでした。
📍この会社を辞めた理由:「夜勤の割に合わない給料」と「譲れないこだわり」
拘束時間も短く、ワークライフバランスや会社の体制には文句なしでしたが、最終的に私は以下の理由で転職を選びました。
- 夜勤ベースの割には給料が寂しい: 生活リズムが逆転する「夜勤」がメインになる割には、手取り23万円という数字は「ちょっと物足りないな…」と感じてしまいました。やはり残業が少ないと稼げない構造になっている。
- 大型連休に休めない宿命: 大手路線便の宿命として、世間が休むGWや年末年始こそが一番の書き入れ時(繁忙期)になります。私の中に「せめて年末年始くらいは、家族と家でゆっくり過ごしたい」という譲れないこだわりがあったため、ここがどうしても妥協できなくなってしまいました。
ただ、これは完全に「個人の好みの問題」です!
「平日休みの方がどこに行っても空いてて好き」「夜勤は全然苦にならない」という人にとっては、その辺のブラック運送会社に捕まるより、大手の路線便に行く方が絶対に幸せになれます。人間関係もサバサバしていて気楽な職場でした。
⑥ T社:大型ダンプ(採掘場↔︎プラント工場)

6社目は、ウイング車からガラッと趣向を変えて「大型ダンプ」の世界に飛び込みました。ダンプといえば「体的にラク」という噂をよく耳にしますが、実際に働いてみると、ダンプ業界ならではの独特な文化と労働環境がありました。
🔷【リアルな数字】年収と手取り
- 総年収: 約385万円
- 月収(額面): 約32万円
- 手取り: 約25万円
- ボーナス: なし
🚚どんな働き方だった?〜労働環境〜
1日の拘束時間は約15時間。ダンプって、工事現場とかに合わせて動くからそんなに拘束時間長くないんじゃないのかなぁと思ってましたが、ダンプ界にもまたいろんな種類があるようで。私が行ったところは工事現場の仕事もやっていましたが、実際に担当したのは採掘場からコンクリートの原料を積み、プラント工場へ納品する仕事でした。
🕒【とある1日のスケジュール】
- 03:00(出庫): 前日に積んでおいた荷物を下ろしに出発。
- 08:00(1回目荷下ろし): 都心方面のプラント(工場)へ1回目の荷下ろし。
- 11:00(2回目積込み): 採掘場へ戻ってきて2発目を積み込みます。
- 14:00(2回目荷下ろし): 2回目のプラントへの荷下ろし。
- 17:00(宵積み): 翌日分の荷物をあらかじめ積んでおきます(宵積み)。
- 18:00(帰庫): 走りっぱなし&過積載で神経削ってへとへと。
スケジュールを見ての通り、とにかく移動と積込み・荷下ろしのスパンが短く、お昼ご飯をゆっくり取る暇は基本ありません。 運転しながら片手で食べられるものを詰め込む毎日でした。
ただ、噂通り「荷扱い」はビックリするほどラクでした。レバーを引くだけで荷台がウィーンと上がって(ダンプアップ)、ドサッと落とせば終わり。手積み・手下ろしで腰を破壊される心配は一切ありません。強いて言えば、車体に付いた泥をホースで洗い流す掃除が面倒なくらいでした。1日中ほとんど運転席から降りることなかったです。
📍この会社を辞めた理由:ダンプ特有の「無線の人間関係」がめんどいのと過積載の常態化
体がいくらラクでも、私がこの会社を長く続けられなかった最大の理由は、ダンプ業界特有の「無線コミュニケーション」でした。
ダンプは仲間内で無線を繋ぎながら走るのですが、これがとにかく曲者。「〇〇(他社のドライバーなど)が挨拶しなかった」といった、業務とは一切関係のない陰口や無駄話が四六時中飛び交っていたんです。
これまでの会社で「人間関係の気楽さ」を一番の癒やしにしていた私にとって、その無駄話に話を合わせたり、気を遣って返答したりする時間が苦痛でしかありませんでした。
そしてお昼を食べる暇もない忙しさと、過積載の常態化。いくらレバー1本で仕事が終わるとはいえ、年収400万以下でこの危険なリスクを追わされるのは笑えないと思い、次の会社へ行くことにしました。過積載は本当にダメです❌
⑦ N社:関東〜福島の定期便(大型ウイング【※現在も勤務中!】)

そして最後に紹介するのが、私が現在も働いている7社目の会社です。これまでの波瀾万丈なドライバー人生を経て、ついに「ここが終の住処だ」と思える最高のホワイト企業に巡り合うことができました。
🔷【リアルな数字】年収と手取り
- 総年収: 約480万円
- 月収(額面): 約32万円
- 手取り: 約24万円
- ボーナス: 年90万円(運送業界の中ではかなりの高水準!)
🚚どんな働き方だった?〜労働環境〜
1日の拘束時間は約11時間。毎日完全に決まったスケジュールで動く定期便です。
【1日のスケジュール】
- 11:00(出庫): 昼前ののんびり出庫。空パレットを積んで福島へ向かいます。
- 14:00(休憩): 東北道のSAでしっかり60分休憩。
- 17:00(現着・積み替え): 福島の工場に到着。空パレットを下ろして、製品を積み込みます。荷扱いはすべてフォークリフトなので、バラ積み・バラ下ろしは一切ありません。体への負担はゼロです。
- 18:30(車庫向け): 積み上がったら車庫へ向けて出発。
- 21:30(帰庫): 帰ってきて、22:00にはきっちり退勤。
「夜帰ってきて、その福島で引き取ってきた荷下ろしはどうするの?」と思いますよね。ここがこの会社の面白い仕組みで、私が積んできた荷物は、夜勤のドライバーさんにそのまま引き継ぎます。夜勤さんが夜の間に荷物を下ろして朝に帰ってくるので、昼前に私がまたそのトラックに乗って福島へ行く……という、「トラック1台を2人で回す2交代制」のような働き方をしています。
そのため、「絶対に自分専用のトラックじゃないと嫌だ!」という人には最初は苦痛かもしれません。私も今までは1人1台の会社ばかりだったので最初は少し抵抗がありました。でも、そもそも毎日家に帰れてトラックで寝泊まりすることが一切ないので、「自分専用車にする必要がない」と意外とすぐに慣れました。トラックも新車でいつもピカピカなので思い描いてたストレスやイヤな感じはなかったですね。
会社としても、トラックを24時間フル稼働させたほうが効率よく売上も利益も上がります。そして、そうやって出た利益をケチらずに、昇給・年90万というボーナスで従業員にしっかり還元してくれる。 勤怠管理もホワイトですし、本当に文句のつけようがない会社です。ちゃんとした会社、あるんだなとやっと実感しました。
🏁 まとめ:会社選びの正解は「あなたの価値観」の中にある

ここまで、私が渡り歩いた全7社のリアルな年収と労働環境を大暴露してきました。手取り14万の地獄から、年収500万の22時間拘束、そして現在のホワイト企業まで、本当に色々な会社がありました。
最後に、これだけ多くの会社を経験した私から、今転職に悩んでいる皆さんに伝えたいことがあります。
実際、まだまだブラック企業の運送会社はたくさんあります。しかし、「会社選びの基準は、本当に人それぞれ違う」ということです。
たとえば、
- 「働き方はどれだけ過酷でもいいから、とにかく1円でも多く稼ぎたい!」
- 「給料は多少安くてもいいから、毎日お昼に帰れて残業がない会社がいい」
- 「定期便は退屈だから、毎日違う場所に行けるフリー便がいい」
- 「自分専用のトラックをバチバチにカスタムしたい!」
- 「残業で稼ぐより、家族との時間や自分の時間を大事にしたい」
どれも労働者としてのしっかりとした要望です。要望は他人が決めるのではなく、あなたの価値観の中にあります。一番ダメなのが、「合わない会社でずっと我慢していること」です。
かくいう私自身も、初心者〜30代前半までは「ブラックでも何でもいいから、とにかくトラックをいじりたい!そして稼ぎたい!」というスタンスでした。しかし、30代半ばを迎えたあたりから「トラックにお金をかけて飾っても一円にもならない。お給料もそれなりに必要だけど、何より働き方(健康)が一番大事だ」と、価値観がガラリと変化しました。合わないなと思ったら、無理をせずしっかり意思を伝えること。
もし、今の会社の給料や労働環境にモヤモヤしているなら、一度冷静に「今の自分にとって、一番譲れない条件は何だろう?」と自身に問いかけてみてください。
この記事が、過酷な現場で戦うドライバーの皆さんの、一歩を踏み出すヒントになればこれ以上嬉しいことはありません。あなたのドライバー人生が、より良いものになることを応援しています!

