転職6回。7社経験した私が見た「稼げる運送会社」と「稼げない運送会社」の違い

運送会社・転職

毎日朝早くから、あるいは夜通しハンドルを握っているのに、毎月の給与明細を見てガッカリしていませんか?

『長距離の過酷な生活をいつまで続けられるだろう…』と、深夜のサービスエリアで一人、スマホを眺めて不安になっていませんか?

トラック運転手の仕事は命がけです。それなのに、労働に見合わない低月給や、過酷なワンマン運行を強いる「稼げない運送会社(ブラック企業)」が、この業界には数多く存在します。

「でも、どこの会社に行ってもトラック業界なんて似たようなもんだろ….」

そう諦めるのは、ちょっと待ってください。

はじめまして、ブログ管理人のギガ子です。

私はトラック運転手として18年間現場を走り続け、過去に6回の転職(計7社)を経験してきました。

偉そうに言える立場ではありませんが、何度も求人票の嘘に騙され、泥水をすすり、激務と安月給に絶望した「失敗のプロ」です。

しかし、その6回の失敗があったからこそ、今では「求人票の裏に隠された罠」や、利益をドライバーに還元してくれる「本物のホワイト運送会社」を見分ける目が完全に養われました。

結果として、私は過酷な長距離を辞めて「地場(近距離・中距離)運行」に変えたにもかかわらず、給料を維持したまま、家族や自分のための私生活をガッツリ充実させることに成功しています。

この記事では、転職6回で私が身をもって学んだ「稼げる運送会社」と「稼げない運送会社」の生々しい違いと、ハローワークには絶対に出回らない優良求人の掴み方を全て暴露します。

「今の環境を抜け出したいけれど、次の転職で失敗するのが怖い」という方は、ぜひ最後まで読んで泥沼から抜け出すヒントにしてください。

【稼げない会社】の共通点7選

①車両が古い、ボロい。車庫が更地、事務所がプレハブぽつん系

設備投資ができていないところは従業員へ還元もできない。自由度が高く、トラックを自分の好きなようにいじれたりできて車好きにはいいかもしれないが、無理な運行を強いられたり従業員への扱いが酷くなりがちなので、かしこく稼ぎたい人は避けた方が無難です。

②給与が歩合制

「売上の30%支給!」などの条件を提示してくる会社はあまりおすすめしません。仮に月給が40〜50万円と高く見えても、福利厚生や扱いが悪かったり、ボーナスがなくて年収ベースで見ると大したことがないケースが多いです。時給換算したら1000円以下…なんてことも。結果的に「長時間労働で稼ぐ低水準な給与」になりがちなのでご注意を。

③基本給が低い(10万以下)

例えば、月給30万の場合、内訳は基本給5〜9万と1桁台に設定されてるところがありました。残業代が15万〜20万と異常に高くなっており、これで月給30万になってる仕組みです。つまり、「残業ありきの給与」の特徴であり、1日の拘束時間が16時間以上になっている可能性があります。面接の時に確認したほうがいいです。

④ボーナス(賞与)が出ない

私が経験した7社のうち、5社はボーナスなしでした。出す会社もありましたが、そもそも基本給が低いうえ、1〜2ヶ月分しか出ないので10万程度の寸志でした。(貰えるだけマシですけどね)

⑤運ぶ荷物が決まっていない

大体この手の会社はフリー便が多いです。

フリーとは定期便のように決まった行き先、決まった荷物ではなくその日その日で運ぶものや行き先が変わる仕事内容です。固定の荷主さんがほとんどいない場合や、もらい仕事が多い会社にありがちです。

いろんな荷物を扱い、いろんな場所に行けるのでスキルアップにはいいですが、初心者は勝手がわからないのでかなり苦労します。ベテランでも歳を重ねる毎に体力&精神的にキツくなってくる仕事内容です。

⑥荷物が直受けではなく、3次受け以降

ひどいと4次5次は当たり前。最低クラスだと7次受けなんて仕事も。間に会社が入れば入るほど、少しずつ運賃から手数料が抜かれてしまうので、7次受けまでくると利益などほとんど残りません。

⑦トラックに統一性がない、デコってる(自分の好きなようにイジってる)

自由でいい会社に思えますが、その分給与は安く、労基法もお構いなしな会社なので運転手の扱いは酷いです。

トラックをいじりたいがために行く人もいますが、「ちゃんと稼ぎたい、貯金したい、法外な働き方は嫌だ」って人は絶対に行かないほうがいいです。

たとえ『月収40万以上可!』と記載があっても、その分長時間労働になる可能性大です。時給にすると、1000円割る場合もあるので目先の給与の高さで選ぶのは危険です。

なによりトラックにお金使っても、所詮会社の所有物です。いくらデコっても、お給料は1円もあがりません。

過去の私はトラックを自分好みにしたいがためにこんな会社を選んでましたが「寝る時間ない・帰れない・きつい・不健康」を目の当たりにし、2年で転職しました。

📍合わせて読みたい【避けた方がいい運送会社の見抜き方はこちらから】

【稼げる会社】の共通点7選

①事務所や車庫、運転手休憩室など、設備投資がしっかりしてる

法令により、運転手の休憩室の設置は義務付けられています。守って当たり前なのですが、できていない会社がまだまだ多いのが現状。「休憩室が綺麗に整っているか」は、会社がコンプライアンスを守っているかの大きな目安になります。

②環境が整っている(5Sの徹底)

5Sを徹底して事務所や現場環境がしっかり整理整頓されていてる。

「ハサミ置き場」「工具置き場」「◯◯入れ」など、工具以外にも「予備トイレットペーパー置き場」など使った人がちゃんと指定の場所に戻せるよう”モノの住所”がある会社は管理体制がしっかりしています。

③基本給が最低でも「16万以上」

ブラックに多い水準は5〜9万だったのに対し、ホワイトで頑張ってるところは最低でもこれ以上の水準の基本給でした。残業でや手当で稼いでもらう構造ではなく、年々賃金アップもしています。(私の今の会社での基本給は16万から19万5,000円に上がりました)

④車両の車種やカラーが揃ってて、新車を定期的に導入している

車両への設備投資がしっかりできており、銀行からの信用があり、健全にキャッシュが回っている目安でもあります。

⑤荷主から直受け(元受け)

元受けじゃなくても2次受けくらいまでなら合格ライン。

同じ内容の仕事なのに、3次4次の庸車(下請け)となると運賃は5割近く抜かれてる可能性も。これはかなりの差です。庸車として同じ仕事してるなら、その仕事を振ってくれてる元受けに行ったほうがいいです。私は配車マン時代に7次受けの仕事が流れてきたことがあり、利益はほとんど残りませんでした。

⑥荷主が2026年4月施行の「物流新法」に則ってる(※重要)

ここが今、一番重要なポイントです!

「物流新法」とは、運送会社だけでなく、荷主(荷物を発注する側)にも責任を負わせる法律です。

これまでは、運送会社が労働時間を短縮しようとしても、立場の強い荷主から「荷物ができるまで待って。パレットは貸さないから手で積んでね」と言われれば断れませんでした。しかし、この法律によって荷主側も改善を求められるようになりました。

【物流新法に対応している荷主の見分け方】

  •  荷待ち時間の削減に協力的
  • パレット化を進めている
  • ドライバーの拘束時間や荷扱いの負担改善に本気で取り組んでいる

こうした荷主と付き合っている運送会社は、運賃の値上げ交渉もしやすいため、結果としてドライバーの賃金アップに直結します。

⑦滅多に求人に出てこない(※重要)

本当に良い会社は人が辞めません。もし人手不足になっても、今いる運転手の紹介(口コミ)などで枠が埋まってしまうため、一般の求人媒体に載ることは稀です。

私の今働いている会社も、まずは今いる運転手の紹介から、いなければの求人を出す流れになっています。

【ギガ子の独自目線でのおすすめ運送会社】

上記の「稼げる条件」を満たしていても、扱う「荷物」によって環境は激変します。ここからは、私の経験からおすすめする荷物のジャンルを紹介します。

おすすめ①自動車部品

荷主が某自動車メーカーなのでボーナス水準も運送業界の中では高く、好条件が揃った会社が多いです。私が現在お世話になっている会社も、メインはこの自動車部品輸送です。

私は過去にフリー便でほぼ全てのジャンルの荷物を網羅してきましたが、なぜか自動車部品だけは一度も回ってきませんでした。その謎が、今の会社で働いてみて解けました。

自動車業界の下請け構造は2次受け」でしっかり止まっているんです。

業界内の努力義務をちゃんと遵守しているため、出入りできる運送会社が最初から決まっています。だから、3次・4次のフリー便の会社には荷物が流れてこない構造でした。

2次で止まっている=運賃が間引きされてないから良い = 会社の売上に繋がる = 給料としてドライバーに還元される、というまともなサイクルができています。

さらに、自動車メーカーはコンプラを徹底しているため、荷待ち時間の改善や、荷扱いの効率化(パレ積みパレ下ろしなど)の取り組みも積極的に行われています。

また、工場と連動して「GW・お盆・年末年始の大型連休」や「週休2日制」という、物流業界では珍しい働き方も実現できます。

【デメリット

自主荷役が多いのでフォークリフト資格は必須のところが多い。また、コンプラに厳しい組織的な働き方になるため、人によっては少し息苦しさを感じるかもしれません。

おすすめ②医薬品(工場間・原料輸送)

徹底した品質管理(チルド・保冷車など)が求められるため、運賃が高水準で待遇が良いです。

ここで言うおすすめは、「製薬工場間での輸送」や「原料を倉庫に入れる工程(大型ウイングや箱車)」のことです。ドラッグストアや病院への店舗配送(2t〜4t、ハイエース等)になると、バラ積みやカゴ台車メインになり、運賃や給与の話が変わってくるのでここでは割愛します。

「製薬工場間での輸送」となると、運行は日勤・夜勤ともにありますが、工場連動のため大型連休や土日祝休みが多いのが魅力です。

 【狙い目の構造】

①製薬工場間輸送 > ②医薬品原料輸送 > ③医薬品センター配送>④薬局・ドラッグストア配送

左から給与水準の高い順となっており、先ほど少し触れた2〜4トン・ハイエースでの仕事は④になるので、お給料も①②③の大型トラックがメインでの輸送と比べると待遇が落ちます。

 【デメリット】

品質管理の縛りが非常に厳しく、一般雑貨の感覚でやると最初は窮屈に感じる場合もあります。

牽引タンクローリー等の特殊車両になれば業界トップクラスの待遇ですが、大型免許以外にも危険物や牽引などの資格も必要になり、初期コストの高さや、危険物を取り扱う責任が伴います。

大型免許だけでサクッと稼ぎたいと言う手軽さはないですが、ハードルが高い分、年収は800万以上も狙えます。

トラック業界はどこも人材不足だからこそ今が転職のチャンス

いかがでしたでしょうか?トラック運転手と言っても、会社や扱う荷物によって環境はピンからキリまであります。

これは私の個人的な価値観と経験に基づくものです。少しでも参考になれば幸いです。

運送業界はどこも人手不足。人材確保に頭を悩ませています。

転職の際は、上記のこと以外にもタイミングが重要です。いい会社がいつ求人を出すかなんて予測するのは困難ですよね。

こまめにチェックして自分に合う条件が出てきたら掲載が消える前にとりあえず応募するのが鉄則です。好条件はすぐに埋まってしまいます。

転職を考えている方は、是非チェックしてみてくださいね!

▶ 希望条件に合うドライバー求人を探してみる

コメント

タイトルとURLをコピーしました